この時間を永遠に・・・

大人になってから外部からの刺激でここまで感動することはなかった。

この時間を永遠に・・・と思える一時。

1月~3月と業績が良かったので、何かイベントを企画しようと思った。

せっかくなので、自分1人では実行に移さない『こと』を考えた。

色々と悩んだ結果、

①時間の制約がそんなに長くない(拘束時間が短い)

②当社から近い

③話題性がある

ということからKOOZAを見に行く計画をたてることにした。

KOOZAはCirque du Soleilの作品。

当然私は過去のCirque du Soleilの作品は見たことがない。

ただ、TVでよくCMが流れていることから名前くらいは知っている。

CMを見るたびに『サーカス・・・本当に楽しいのか・・・』と思って、さほど興味は無かった。

 これは子供だましだろう・・・と思って見てた。

  子供のいない私には縁遠いな・・・とさえ思って見てた。

興味が出たきっかけは、1月に出会った外国人のお客様が

『ケンさん、KOOZAはすげーよ』  って言ってたからだった。

その言葉をスッと信じる裏づけは、この外国人のお客様自身が、かなりのイケメンで、素敵な彼女がいて、男の私が惹かれてしまうな魅力を持っているもの静かな男。そして私と同じ年・・・だったからだ。

そんな彼が『すげーよ』っと言うのだから、きっと『すげーよ』なんだろう・・・と脳の片隅に記憶されていた。

そして、皆で予定を確認し、業務に支障のない時間帯・曜日をチェックし、予約した。

せっかくなので見栄を貼ってSS席ね。

チケットが無事届いた。

これで後は待つのみ。

4月1日を待ちわびた。

ただ、その間に震災が起きた。

そして演者達は皆帰国した。

やむをえない事情。

公演は全てキャンセルとなった。

こればかりは仕方ない。

そして新年度が始まり、人も増え、落ち着いてきた頃を見計らって5月25日に再度予約した。

まーここでS席に降格もおかしいのでやっぱりSS席で。

そして当日。

これだけ楽しみに、そして待ちわびたKOOZAの当日・・・夜・・・私にアポイントが入ってしまった。

お客様とのアポイントはいつもある程度お互い柔軟に調整可能・・・弊社のお客様は皆本当に親切な方多く、柔軟にして頂けることが多い。

ただこの日の方は翌日ドイツに戻ってしまう海外駐在員の方。この日のこの時間(夜)しか無理な方。

そして、やりとりが詰まってきていた。

もちろん、仕事優先。

それでも気持ちはオーマイガ。

細かく移動時間を計算した。

前半は見れる。

オーマイガ・・・からの喜び。

前半だけでも十分だ。

会場内で食べ物、飲み物を買い込んで、席についた。

この時点で小さなテントの会場は熱気に包まれている。

既にソワソワ・ドキドキ感がする。

始まる前から余興と思われるピエロ達が縦横無尽に走り回る。

片言の日本語を話し、会場内をドカンドカンと笑わせる。

彼らは客席にも降りてくる。

いつ『いじられる』か・・・と観客の皆がドキドキさせられる。

前半勝負。

私には全部を見る時間がないのだ。

神様、是非前半部分も楽しくありますように・・・

そしてKOOZAが始まった。

ハイアーグラウンドを目指す日々

ここからは文字に表せない。

音が・・・

光が・・・

歌が・・・

踊りが・・・

人間離れした動きが・・・

鍛えあげられた肉体が・・・

アクロバティックな芸が・・・

表情が・・・

何もかもが夢見ごこち。

そして演目のひとつひとつに圧倒させられる。

心からの拍手喝采とはこの事。

前から6列目は演者達の汗もが飛び散るくらいの距離。

息づかいも聞こえるくらい。

そして原点はサーカス。

随所で絶えず笑いを誘う。

それも声を出して笑ってしまうような笑い。

あーーー、

この時間よ・・・・

できれば終わらないで欲しい・・・・

出来れば後半も見ていたい・・・

あーー、

1年でも滅多に予定しないこの手のイベントが、なぜ故こんなにも楽しいものか・・・

TVのCMを見て半分バカにしていたKOOZAとはこんなにも感動的で、こんなにも包み込まれるものなのか。

子供だましどころではない・・・これが大人のための最高のエンターテイメントというのか・・・

   もう自分自身がKOOZAになりたい・・・・

あーー、なんて楽しいんだろう・・・・

そして休憩のブザーが鳴ってしまった。

私のKOOZAはここで終わった。

前半で終わってしまう悲しさ。

ここからお客様の待つホテルへ車を飛ばす。

夜、まだお客様と打合せをしている最中に携帯にメールが入る。

『社長、あの後が面白かったですよ!』

 ・・・なにー!あれ以上にどうやれば面白いんだ????

 具体的に教えてくれ。

『最後まで見れて良かったです!』

 ・・・当たり前だろ。普通は最後まで見るもんだ。

 

そして夜中officeに戻ると、営業staffが(普段は比較的クールぶっている男)

『いやーー面白かったですよ!

 えーと、一番面白かったのは、あの円がグルグル回るやつです!・・・あっ見てないですか?』

 ・・・見てねーよ。

 

大人になってここまで感動したエンターテイメントはなかった。

できたらまた見てみたい。

そして、間に合うなら、皆にも見てもらいたい。

ちなみに、SS席である必要は全くない。

ここの見栄はあまり意味をなさない。SでもAでも十分と思われる。

とにかく会場は小さく、ピエロは走り回ってくれるので、どこで見てもOK!!

しいて言うならが正面が良いな。

ハイアーグラウンドを目指す日々

少しは体を鍛えよう・・・ 

あーー、KOOZAになりたい。。。


コニーちゃん。

2月までコニーちゃんという子が働いてくれてた。

少しだけ説明しよう。

コニーちゃんは日本人です。

コニーちゃんは歴史が得意で図書館と美術館が好きな女の子です。

コニーちゃんは(当時)慶応大学4年生。

コニーちゃんのTOEICのスコアは980点。。。

そんなコニーちゃんの話し。

2010年の夏前にスタッフを増強することにした。

いつもstaffを増やす際には、かなり具体的なイメージを持って採用活動を行う。

小さな会社の〝1名〟の影響は良くも悪くも大きい。

そんな明確なイメージを持っていても、やはり1人1人と話しながら採用活動を行うと、その人に合った適任な仕事を探してしまう。

本当はA、B、Cという3つの業務をやれる人を募集・・・と思っても、実際に話すに連れて、『では、A、D、Eの3つの業務をお願いします』ということがある。

これも小さい会社だからできる事だし、そうやっていく事が1人のstaffの能力を最大限に活かせるのでは・・・と思ってるから。

そしてコニーちゃんはアルバイトとして入社してくれた。

当時大学4年生。

英語が堪能なのはわかっていたし、こちらもやってもらいたい作業が明確に決まっていたので、順調に仕事をこなしていってくれた。

コニーちゃんには Living in Tokyo というBlogをmainに書いてもらい、英語圏の方からの問合せもお願いしていた。

私とコニーちゃんの間では、面接の時にこんなやりとりがあった。

コニーちゃん 『来年の4月に卒業したらそのまま就職できますか』

私 『正直約束できないよ。その時会社が力を入れるべきこととコニーちゃんのできる仕事の範囲によるから』

コニーちゃん 『わかりました。頑張ります!』

こんなニュアンスの会話があった。

その後、コニーちゃんは就職活動をしなくなった。

他のstaffからもコニーちゃんが就職活動をしている様子はないように聞いていた。

彼女は日々一生懸命働いてくれてた。

毎日の出社ではなかったものの、投稿してくれていた英語Blogが『予約投稿』できるから、休みの日もいつも新しい記事をUPしてくれた。

冬になり、年末を控え、コニーちゃんの『将来』が気になった。

まずは会社の方向性を決めなくてはいけない。

来期のVisionを考えることはとても楽しい作業ではあるものの、小さな会社にとってその作業は『人材』によっても変わってくる。

営業の数とバックオフィスの数。

営業のもたらす成果物とバックオフィスが生み出す成果物。

バランスが大切だ。

そして何よりも会社が何に力を注ぐか。

苦渋の選択ではあったが、来期4月以降のVisionにコニーちゃんを正社員として残ってもらう構想はなくなった。

アルバイトでの採用であったので、本人も先がどうなるのか不安だったと思う。

そして状況を伝えた。

・今の仕事ぶりに大変満足していること

・4月以降もその仕事を続けてもらえるならお願いしたいこと

・但し、正社員ではなくアルバイトであること

それ以降も、彼女は一生懸命仕事をしてくれた。

慣れとともに、仕事の安定感は増し、笑顔も増えた。

そして2月初旬に私の携帯にメールが届いた。

就職先が決まったこと。卒業旅行などがあるからすぐに辞めてしまうこと。

どんなメールを返信したかは覚えていないが、

就職が決まったことへの喜びと、こんな小さな会社に『就職したい』と言ってくれた御礼と、それを実現させられなかった申し訳なさと、・・・ ここら辺を書いた気がする。

そして2月のある日、コニーちゃんは4月からの新天地を胸に退社し、卒業旅行へと旅立った。

そこから数日して、

英語Blogを見ると・・・

あれ? まだ記事が更新されている。

辞めた翌日以降も、日々記事がUPされていたのだ。

他のstaffと 『コニーちゃんの置き土産だね』 と話した。

気づいた翌日もUPされ続けた。

そして、それはしばらく続いた。

 3月に入ってもまだ、記事はUPされ続けた。

知らず知らずのうちに、いつの間にこんなに書いてくれてたのだろう・・・

そして、ある日でその更新も止まった。

最後の記事は日本の『手ぬぐい』を紹介する記事だった。

↓コニーちゃんらしい記事。

ハイアーグラウンドを目指す日々

お礼が言えずにいるが、コニーちゃんありがとう。

もの静かで、でも活発で、いつも真面目なコニーちゃんの置き土産に皆で感動してました。

英語の学校で元気に楽しく働いてくれてることを願う。

そして我々全員、今日も変わらず頑張ってるよ。

・・・心の清らかな良いstaffに囲まれて働けることに感謝です。


つぶやくか。

前からお勧めされており、

そして前から登録をしていたツイッター。

きっと続かないのかも・・・と思いながら地味にやっております。

http://twitter.com/#!/higherground01  

そして、会社でもつぶやきをしてもらってます。

http://twitter.com/#!/higherground77    

こっちの方が日々つぶやきが行われてます。

良かったら期待せずフォローを。

昨日からラーメンが食べたくて、

それもこってりなラーメンが食べたくて、

そして、昼から〝夜はラーメン〟と、

知らず知らずのうちにコンディション調整をしており、

ついに夜ご飯の時間に。。。

さーーて、ラーメン行くか・・・

しかしオフィス界隈にラーメン屋がない。

本当は最近1店舗近くにOPENされ、食べたのだが、

さすが表参道のラーメン屋は女性をターゲットにしており、

今日の私の『こってり』への欲求は満たされない。

結局わざわざ車に乗って、男3人で野方ホープ(原宿店)へ。

ハイアーグラウンドを目指す日々

うまかったのでまた仕事するか。


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