先日、(株)Dシティが負債520億を抱えて民事再生法の適用を受けた。今日はそれに関する話し。
順位が少しづつ復活してきましたーー!
私のお客様には個人投資家さんが多い。彼らは掘り出しものの物件を日々探している。株式投資をするより現物に投資した方が安全という理屈。変な物件を高値が掴まない限り、私も賛成だ。反面、不動産市況が悪いという評論家が多いのも事実で、現実的に上場不動産会社が12社も倒産している。
ここでエンドの方にお伝えしたいのは、不動産会社が倒産しているから〝今は買い時ではない〟ということはない。むしろ、真剣に探しているとお買い得な物件はある。こういうご時世だから、キャッシュ化したい所有者が相場より安価で世に放り出す。これらは狙い目。
話しを個人投資家さんに戻す。10月に手付金10%を支払った投資家さん(=買主様)がいた。この物件は築後1年ちょっとの新古物件。キャッシュ化したい売主さんの事情もあり、新築価格の約3~40%引きで取引がされた。当然新築にしては利回りは相場より良い。
属性(その方の職業・年収・資産状況等)が良いため、某銀行の仮審査もPASSし、いよいよ金消契約。ただ、この段になり某銀行から中断の説明。
その説明は長くなるのでここでは割愛する。
そうこうモタついている間に、先のD社の倒産発表。
実はこの物件、D社ブランドのマンションだった。
もうこうなると、都銀は一斉に手を引く。加えて地銀もノンバンクも・・・口を揃えて〝D社の物件は・・・扱いできない〟 銀行なりの説明もしてくれるが、やはり納得がいかない。D社が開発した古い物件は既に流通しているので融資に問題はないが、新築もしくは新古物件は×だと。
いやいや違うでしょーーー、もしD社が所有していて、D社が売主であればそれもなんとなくわかる。ただ、売主は既に他の販売代理会社になっている。D社は一切関係ない。唯一関係あるとすれば、物件名にD社が記載あることくらい。
元々金融機関と呼ばれる業界の隅っこにいた経験から、銀行が『ダメ』と言ったら例外なく『ダメ』なのもわかるが、なんかヒドイよね。だって、物件名に罪はないでしょ。
こうなったら維持でもローン付けをしてあげたいと思い、走り回ったが、どこもかしこも『丁重なお断り』・・・チーン
物件名がD社ブランドであることと同じくらい30㎡未満のワンルームマンションであった事もネックとなっている。30㎡の縛りもキツイ。いずれかが無ければ通る銀行はあったのだが・・・
さすがに11月末までには決着しないと不味いね。手付け金10%を何ヶ月も寝かせておく事ほど無駄な事はない。残念だけど、この投資家さんに不利益がないように手を打つ意外に方法はなさそうだ。
投資家さんよ!次ぎのチャンスに向けて一緒に頑張ろう!
日本のバンカー達よ!右へならえは悲しいぞ!・・・そしてワンクリック→
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バンカーは別物なんですね。やはり。
バンカーな融資担当に当たるのは難しそうですね。
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収益還元法でもなく、食い下がって『担保評価が・・・』でもなく、『物件名が・・・』と言われるとさすがに、返す言葉がないですよね・・・悲しいけど、この国で不動産投資を試みるからには仕方のない現実だったりしますね・・・トホホ
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