私が自分で不動産を買っていた頃・・・まだ今の会社を設立する前に損害保険会社に勤めていた頃・・・よく思ってた事。
私自身、会社員として一生懸命に働いていた。
土日もどちらかは会社に出て仕事をしていた。
もう1日の休みは不動産を見て歩いた。
たくさんの不動産営業マンと出会った。
名刺の数はいくつもの山となる。
とてつもなく感じの良い営業マンも入れば、面倒なことを嫌がる『タルイ』感じの営業マンもいた。
すべて個性なので、善し悪しの問題ではない。
感じが良くても成績のあがらない営業マンもいるだろうし、『タルイ』感じの営業マンでも営業成績が抜群に良いタイプもいると思う。
それでも、私が選択できる立場にあったので、私は私が好きな感じの営業マンと付き合う事にしていた。
(当たり前だね)
平日も深夜近くまで働いていた私にとって、遅い時間でも打ち合わせが出来る営業マンというのは本当にありがたかったのを覚えている。
今の仕事も超重要だし、これから購入する不動産も超重要なのだ。
どちらも譲れない。
それを叶えてくれる営業マンはありがたい。
でもこういう営業マンって本当に数少なかった。
それだけに、感謝をしていた。
そして、今。
自分が不動産の仕事をしている。
なので、思う。
いつ、どんな時でもお客様のご要望があれば、それはなんとか叶えてあげたい・・・と。
今、松涛にマンションを買おうと予定されている若いご夫婦がいる。
お二人ともとにかく良く働く。
不動産売買に関するやりとりの窓口は奥様がメインなのだが、この奥様がまた良く働く。
記憶を辿ってみたのだが、一番最初に出会った日を除くと、これまでのミーティングや内見は基本的に『遅い時間帯』しかなかった。
2度目の内見も深夜過ぎていた。
よくあるやりとり。
奥様 『鈴木さーん、今日は23時半頃になりそうです』
私 『はーい、23時半にオフィスの前で!』
と約束をしつつも、仕事というのは気づけば長引くものである。
奥様 『鈴木さーん、24時になりそうです』
押印を頂く場面も深夜2時頃にご主人様と3人で私の車の暗がりの中で(比較的大切な書類に)押印頂いたりした。その光景は、とてつもなく怪しい・・・密売でもしているような怪しい光景だ。
革ジャンの男性2名と女性1名が、暗がりの車内で何やらに署名・捺印している光景。
通り過ぎる人は目を背ける。
そして、昨日は夜23時にご主人様が来社され、奥様は24時過ぎに来社された。
融資の関係で諸々伝達ミスもあり、とても重要な最終ミーティングとなった。
結論が出たのが2時。
最後は皆笑顔に!
一緒に帰ろうと1階へ降りると『とりまる』さんがまだやっている。
(今井オーナー遅くにありがとうございます!)
皆で焼き鳥を食べて明け方ご帰宅。
『とりまる』の美味しい焼き鳥も手伝い更に笑顔になって頂けたことが何より嬉しい。
ご主人様・・・相変わらずダンディですな(笑)
お客様にはいつも感謝です。
立場が変わった今、遅くまで付き合って頂けるお客様に『ありがとうございます』。